n8nとDifyの違いを比較【初心者向け】料金の数え方・選び方とdots・Claude Codeとの使い分け

更新日:著者:AITECH編集局

監修:株式会社AITECH

AITECH編集局

  1. トップ
  2. COACH AI
  3. コラム
  4. n8nとDifyの違いを比較【初心者向け】料金の数え方・…

「n8nとDifyは、どちらを先に覚えればよいのか」。2つとも画面の操作でAIを使った仕組みを作れる道具ですが、作るものが違います。料金も、n8nは流れを動かした回数、DifyはAIを使った回数と、数え方が違います。

先に答えると、ほかのサービスとつないで決まった処理を動かすならn8nです。手持ちの資料をもとにAIが答える画面を作るならDifyです。この記事では、2つの違い、料金の比べ方、選び方、dotsなどとの使い分けが分かります。ツールの情報は各社の公式ページで2026年11月3日に確認しました。

n8n・Dify・Claude Code・Codexを使ったAIエージェントの作り方を、専属コーチとマンツーマンで学べます
COACH AIのページを見る

AIエージェントの作り方の全体像は、AIエージェントの作り方【初心者・ノーコード】で解説しています。

この記事の結論

  • 違い:n8nはほかのサービスとつないで決まった処理を自動で動かす道具、DifyはAIと話す画面や資料をもとに答えるアプリを作る道具
  • 料金:n8nは流れを最後まで動かした回数、DifyはAIを使える回数で決まる。月の件数とAIを使う回数を先に数える
  • 選び方:複数のサービスをまたぐ自動化はn8n、社内の質問に答える窓口やホームページのチャットはDify
  • AIが自分で進める道具との使い分け:決まった作業はn8n、毎回違う作業はdots・Claude Code・Codexなどに任せる
  • 仕事にするなら:依頼主に納める前に無料の版の利用条件を確認する。依頼主に自分で作らせる形で貸すには別の契約が要る

n8nとDifyの違い:n8nは処理の流れを自動で動かし、DifyはAIと話す画面を作る

グラフを表示したノートパソコンの写真に「Difyは対話の画面を作る」の文字

n8nは、ほかのサービスどうしをつないで決めた順番で処理を自動で動かす道具で、Difyは、AIと話す画面や資料をもとに答えるAIのアプリを作る道具です。どちらも、部品を画面に並べて線でつなぐ形で作ります。

n8nで作るものをワークフロー(決めた順番どおりに処理を流すしくみ)と呼びます。この記事では2回目から「流れ」と書きます。Difyで作るものは、主にチャットの画面や、資料を読ませて答えるAIのアプリです。

道具動き出すきっかけ処理の例
n8n問い合わせが届いた、毎朝9時になったAIが内容を要約する→Slackに知らせる→表に記録する
Dify使う人が質問を入力したAIが社内の資料を探す→資料をもとに答える

ただし、2つの得意分野は近づいています。Difyの公式の手順書では、ワークフローを決まった時刻などに自動で動かせると説明しています(Dify Docs「Trigger」)。n8nも、流れの中にAIエージェントを組み込めます。

2つの違いは「何を中心に作るか」です。ほかのサービスとの連携が中心ならn8n、AIとの会話や資料をもとにした回答が中心ならDifyから始めると、作る手間が少なくて済みます。

n8nとDifyの概要:提供の形・始め方・料金

n8nとDifyは、どちらもブラウザで使うクラウド版と、自分のサーバーに入れて使う無料の版があります。自分のサーバーに入れる版(セルフホスト)とは、自分で用意したサーバーに入れて動かす版のことです。

n8n

n8nの公式サイトのトップ画面。Build the agent. Understand its workflow. の見出しと、部品を線でつないだワークフローの例
出典:n8n 公式サイト(https://n8n.io/・2026年11月2日撮影)
提供の形n8nが運営するクラウド版と、自分のサーバーに入れる版(Community Edition・無料)
始め方クラウド版の14日間の無料の試用(実行は1,000回まで・クレジットカード不要)
料金Starterは月20ユーロ(年払い)で、流れの実行が月2,500回まで
連携500以上のサービスに用意された部品。そのほかのサービスもAPIでつなげる

n8nは、メール・表計算・チャットなどのサービスを部品として線でつなぎ、処理を自動で動かす道具です。API(インターネット経由でほかのサービスやAIを使うしくみ)があるサービスなら、専用の部品がなくてもつなげます。

n8nは、どの部品で何をしたかを画面で1つずつ確かめられます。止まったときに原因の場所を探しやすいため、毎日・毎月動かし続ける業務に向いています。

出典:n8n 料金ページ・n8n Docs「Try free then choose a plan」・n8n 公式サイト(2026年11月3日確認)

Dify

Difyの公式サイトのトップ画面。The Platform for Production-Ready Agentic Workflows. の見出しと、Get Startedのボタン
出典:Dify 公式サイト(https://dify.ai/・2026年11月2日撮影)
提供の形Difyが運営するクラウド版(Dify Cloud)と、自分のサーバーに入れる版(Community・無料)
始め方クラウド版の無料プラン(Sandbox:AIを使える回数は200回分)
料金Professionalは月59ドル、年払いなら年590ドル(税別)
公開Webアプリ、APIとして公開。自社のホームページにチャットの画面を埋め込める

Difyは、AIへの指示文・読ませる資料・使う道具を画面で組み合わせて、AIのアプリを作る道具です。作ったチャットの画面は、ホームページの右下に出るボタンや、ページの中の枠として置けます(Dify Docs)。

Difyは、手持ちの資料を読ませて答えるAIの画面を、無料プランのまま作って公開できます。社内の規程やよくある質問に答える窓口を、短い時間で試したいときに向いています。

出典:Dify 料金ページ・Dify 公式サイト(2026年11月3日確認)

12の観点で比べる早見表

最も大きな違いは「作るもの」と「料金の数え方」の2つで、ほかの観点の多くは両方でできます。12の観点を1つの表にまとめました。

観点n8nのアイコンn8nDifyのアイコンDify
主に作るものサービスをまたいで自動で動く流れAIと話す画面、資料をもとに答えるAIのアプリ
動き出すきっかけ決まった時刻、ほかのサービスの知らせ、手動使う人の質問。ワークフローは決まった時刻やほかのサービスの知らせでも動く
AIの使い方流れの中の1つの部品としてAIを使うAIが中心。指示文・資料・道具をAIに組み合わせる
資料を読ませて答える機能部品を組み合わせて作る標準で用意されている
ほかのサービスとの接続500以上の部品。ほかもAPIでつなぐ追加機能(プラグイン)の一覧から選ぶ。ほかもAPIでつなぐ
人の確認AIが道具を使う前に人が承認する部品がある人の入力を待つ部品がある
料金の数え方流れを最初から最後まで動かした回数AIを使える回数(message credits)
無料で試せる範囲クラウド版の14日間の試用(1,000回まで)クラウド版の無料プラン(AIを使える回数200回分)
クラウド版の最も安い有料プラン月20ユーロ(年払い)月59ドル(税別)
自分のサーバーに入れる版無料。n8nの利用条件に従う無料。Difyの利用条件に従う
作ったものの公開流れとして動かす。画面はほかのサービスを使うWebアプリ・API・ホームページへの埋め込み
依頼主に納めるときの条件依頼主に流れを作らせる形で貸すには別の契約が要る複数の依頼主に1つの環境を貸すには書面の許可が要る

料金・機能は2026年11月3日に各社の公式ページで確認したもので、変わることがあります。

n8nとDifyで、依頼主の業務に合わせたAIエージェントを作れるようになる講座です
COACH AIのページを見る

料金の比べ方:n8nは流れを動かした回数、DifyはAIを使った回数で数える

n8nは流れを最初から最後まで動かした回数で、DifyはAIを使える回数で料金が決まるため、月額だけを並べても比べられません。先に「月に何件の処理をするか」と「1件でAIを何回使うか」を数えます。

n8nのプラン料金(年払い)流れの実行
Starterクラウド版月20ユーロ月2,500回
Proクラウド版月50ユーロ月10,000回
Business自分のサーバーに入れる版だけ月667ユーロ月40,000回
Community Edition自分のサーバーに入れる版無料上限の記載なし(サーバー代は別)

n8nは、流れの中の部品の数や使う人の数では料金が変わりません。公式の料金ページでは、流れが最初から最後まで動いたときだけ料金の対象になると説明しています。年払いは月払いより17%安くなります。

Difyのプラン料金(税別)AIを使える回数
Sandboxクラウド版・1人無料200回分
Professionalクラウド版・3人月59ドル(年払いは年590ドル)月5,000回分
Teamクラウド版・50人月159ドル(年払いは年1,590ドル)月10,000回分
Community自分のサーバーに入れる版無料上限の記載なし(サーバー代は別)

Difyは、決まった時刻などをきっかけにワークフローを動かした回数にも、プランごとの上限があります。無料プランは3,000回、Professionalは月20,000回、Teamは上限なしです。

たとえば月300件の問い合わせを処理する場合、n8nは1件を1回の実行として数えるので、Starter(月2,500回まで)に収まります。Difyは1件でAIを1回使うなら月300回分が要り、無料プランの200回分を超えるため、Professionalが目安です。

どちらも、ChatGPTなどのAIをAPIで使う場合は、ツールの料金とは別にAIの利用料がかかります。COACH AIのコーチは、複数のAIをAPIで切り替えて使うしくみは、使った量に応じた料金になると話しています。月額の契約の範囲で使える道具を選ぶのも、1つの判断です。

ツール料金の数え方(2026年11月3日確認)
n8n流れを最初から最後まで動かした回数
DifyAIを使える回数と、ワークフローが自動で動いた回数
Zapier作業(タスク)の数。AIの処理や長い処理は多く数える
Makeクレジット。部品が1回動くと原則1クレジット。AIの部品は使った量で変わる

どちらを選べばよいですか?

複数のサービスをまたいで決まった処理を自動にしたいならn8n、資料をもとに質問に答える窓口を作りたいならDifyを選びます。やりたいこと別に分けると、次の表のとおりです。

やりたいこと合う方理由
社内の規程やよくある質問に答える窓口を作るDify資料を読ませて答える機能と、公開の画面が標準で付いている
問い合わせ・請求書・予定表など、複数のサービスをまたいで処理するn8n500以上のサービスの部品があり、処理の順番を細かく決められる
毎月決まった日に同じ作業をさせるn8n実行の回数で料金が決まり、部品が多くても料金が変わらない
自社のホームページにAIのチャットを置くDify作った画面をそのままホームページに埋め込める
AIの答えを人が確認してから送るどちらも可どちらにも人の確認を待つ部品がある

COACH AIのコーチは、複雑な業務の自動化では、どの道具でも非エンジニアが中身をすべて理解するのは難しいと話しています。大事なのは、止まったときや直したいときに、直して使い続けられるかどうかです。

n8nとDifyを選ぶ前に確かめる4つ

  • サービス:つなぎたいメール・表計算・チャットに、部品が用意されている
  • 情報:顧客の情報を入れてよいかを、ツールの利用条件で確かめた
  • 件数:月に何件を処理し、1件でAIを何回使うかを数えた
  • 担当者:止まったときに直す人と、直し方が決まっている

両方を組み合わせる形:n8nで受け取り、Difyで答えを作る

組み合わせる場合は、n8nが問い合わせの受け取りと連絡を受け持ち、Difyが資料をもとにした答えを作る分け方が基本です。DifyはAPIとして公開でき、n8nはAPIのあるサービスを呼び出せるため、2つをつなげます。

  1. 問い合わせを受け取るn8nがメールやフォームの内容を受け取る
  2. Difyに渡すn8nが問い合わせの文章をDifyのアプリに送る
  3. 答えを作るDifyが社内の資料を探し、返信の下書きを作る
  4. 人が確かめて送るn8nが担当者に下書きを知らせ、確認後に記録を残す

COACH AIのコーチは、意味の理解や判定だけをAIに任せる分け方を勧めています。処理の順番・分岐・繰り返しは、ワークフローの側で組みます。AIの利用料・答えの誤り・処理の速さに悩む案件ほど、この分け方が効きます。

場合形
資料をもとにした答えと、複数のサービスへの連絡の両方が要る組み合わせる
答えを作るだけで、連絡や記録は要らないDifyだけ
AIは分類や要約に1回使うだけn8nだけ

組み合わせると、管理するアカウント・料金・止まる場所がそれぞれ2つに増えます。片方で足りるなら、1つの道具で作ります。

ほかの自動化ツール・AIエージェントを作るツールとの位置づけ

n8nとDifyのほかにも、画面の操作でAIを使った仕組みを作るツールは複数あり、つなげるサービスの数や料金の数え方がそれぞれ違います。主なツールを1つの表にまとめました。

ツール特徴始め方と料金(2026年11月3日確認)
ZapierZapier Agents9,000以上のアプリとつなぎ、AIに作業をさせる無料プランは月100タスクまで。有料は月19.99ドルから(月払い)
MakeMake AI Agents画面で流れを組み、その中でAIエージェントを使うクレジットで数える
Flowise画面で部品を組み合わせて、AIエージェントやチャットを作る無料プランは月100回まで。有料は月35ドルから
Langflow画面の流れ図で、AIエージェントを作る自分のサーバーに入れるか、無料のクラウドのアカウントで始める
Copilot StudioMicrosoft会社のMicrosoftの環境で、AIエージェントと流れを作る法人向け
Agent BuilderOpenAI開発者向けの、画面でAIエージェントを作る機能2026年11月30日に提供終了の予定

OpenAIのAgent Builderは、2026年11月30日に提供を終える予定です。これから作り始めるなら、ほかのツールを選んでください。Zapierは、つなげるアプリの数が多い一方、AIの処理や長い処理ほど多くの作業として数えられます。

つなげるサービスの数を重視するならZapier、料金を実行の回数で読みやすくしたいならn8n、AIの画面を作るならDifyが候補です。どのツールも、料金の数え方を先に確かめてから選んでください。

n8n・Claude Code・Codexの使い分けを、専属コーチに相談しながら学べます
COACH AIのページを見る

n8n・Difyと、AIが自分で次の作業を決める道具(dots・Muse・Claude Code・Codex)の違い

紙に書き込む手の写真に「決まった作業はn8n」の文字

n8nとDifyは人が決めた順番どおりに処理し、dots・Muse・Claude Code・Codexは、AIがその場で次の作業を決めて進めます。ゴールに着く点は同じでも、途中の進め方が画面で見えるかどうかが違います。

COACH AIのコーチは、この違いを乗り物の例えで説明しています。n8nは、目的地まで引かれた線路の上を走る電車です。どの駅に止まり、どの道を通るかが最初から分かります。dotsのようなものは、行き先だけ伝えると自分で道を選ぶ自動運転のタクシーで、どこを通るかはAIが決めます。

普通の言葉に言い直すと、n8nは毎回同じ手順で動き、止まった場所を画面で確かめられます。AIが自分で次の作業を決める道具は、毎回違う依頼にも対応できます。ただし、同じ手順になる保証はなく、どこまで進めたかが見えにくくなります。

観点n8n・Difydots・Muse・Claude Code・Codex
進め方人が決めた順番どおりに処理するAIがその場で次の作業を決める
毎回同じ手順か同じ手順で動く同じ手順になる保証はない
止まったとき止まった部品を画面で確かめられるどの判断で止まったかが見えにくい
速さとAIの利用料AIを使う場所を決められるので、速く利用料を抑えやすいAIが何度も考えるため、時間と利用料がかかりやすい
向いている作業毎月決まった日の請求書の確認など、決まった作業問い合わせ・クレーム対応など、毎回中身が違う作業

dots(OpenAI)

OpenAIの公式の説明ページ。Meet dots の見出しと、An always-on agent that keeps work moving and asks for your input when a decision needs you. の説明
出典:ChatGPT 公式の説明ページ「Meet dots」(https://learn.chatgpt.com/docs/dots・2026年11月3日撮影)
どんなものかChatGPTの中で常に動き続けるAIエージェント。クラウド上に専用のパソコンとブラウザを持つ
つながる場所ChatGPT・Slack・Teams。Gmail・Googleドライブなどの追加機能を使える
使えるプランChatGPTのPro・Business Premium・Enterpriseで順に公開中
料金Proは月100ドル・200ドル・500ドル

dotsは、任された仕事の進み具合を追いかけ、人の判断が要るときだけ連絡してくるAIエージェントです。自分のパソコンの電源が切れていても、クラウド上で作業を続けます。Enterpriseでは初期設定で使えず、管理者が有効にする必要があります。

dotsは、毎回中身が違う仕事を任せる道具です。決まった作業を毎回同じ手順で動かすなら、n8nの方が速く、AIの利用料も抑えやすくなります。

出典:ChatGPT「Meet dots」・ChatGPT 料金ページ(2026年11月3日確認)

Muse(Meta)

どんなものか使う人に代わって作業を進める、個人向けのAIエージェント
日本での提供2026年10月23日に開始。iOS・Android・muse.aiで使える
つながるサービスGmail・Googleカレンダー・Instagramなど
料金基本的な機能の多くは無料。有料のプランもある

Museは、目標を伝えると計画を立て、ブラウザを開いてフォームに入力するなどの作業を進めます。メールの送信や商品の購入の前には、使う人に確認します。

Museは、個人の予定・買い物・旅行の手配を任せるための道具です。依頼主の業務を毎回同じ手順で自動にする用途は、n8nやDifyの方が合います。

出典:Meta ニュースルーム(2026年10月23日発表・2026年11月3日確認)

Claude Code・Codex

Claude CodeとCodexは、作りたいものを日本語で伝えると、AIがプログラムを書き、ファイルを書き換えて作業を進める道具です。Claude CodeはClaudeの有料プラン(Pro:月20ドル・税別)から使えます。CodexはChatGPTの無料プランから使えます。使い方はClaude Codeの使い方とCodexの使い方で解説しています。

COACH AIのコーチは、APIのない給与計算ソフトへの入力を自動にしたいという相談に、次のように答えました。古い自動化の道具(RPA)は画面が変わると止まりやすく、直すのも難しくなります。Claude CodeのようなAIに画面を操作させる方法なら、どこに何を入れたかが画面で見え、間違いは言葉で直せます。最後の結果を人が目で確かめる手順を業務に入れておけば、途中が見えなくても問題は起きにくくなります。

APIのないサービスをAIに操作させる前には、相手のサイトの利用規約を読みます。自動の操作や読み取りが禁止されていないかを、必ず確かめてください。

COACH AIのコーチによる使い分けの見解

  • 決まった作業:毎月決まった日に請求書を確かめて合計額を出すような作業は、n8nが速く、直しやすい
  • 毎回違う作業:問い合わせやクレームの対応のように、毎回流れが変わる作業はAIエージェントが強い
  • 費用と速さ:決まった作業をAIエージェントに任せると、AIが毎回考える分、時間と利用料が増える
  • 学ぶ順番:n8nで手順を自分で組む経験が、AIに的確に指示を出す力になる

どちらか1つだけを覚えればよいわけではありません。決まった作業はn8n、毎回違う作業はAIに任せる、と使い分けます。

依頼主に作って納めるときの利用条件

コードを表示したノートパソコンの写真に「納品前に利用条件を確認」の文字

n8nもDifyも、無料の版で依頼主の仕組みを作って納められますが、依頼主に自分で作らせる形で貸すには別の契約が要ります。無料の版の利用条件は、2つで内容が違います。

使い方n8nの無料の版Difyの無料の版
自分の会社の業務に使うできるできる
依頼主の仕組みを作って納め、作業代・保守代をもらうできる(依頼主が流れを作ったり直したりできない形)できる
研修・コンサルの代金をもらうできる利用条件に記載なし
依頼主が自分で作れる形で、環境を貸し出すできない1つの環境を複数の依頼主に貸すには書面の許可が要る
ロゴや表示を消して自社の製品として出すできない画面のロゴ・著作権の表示は消せない

依頼主に流れやアプリを自分で作らせる形で提供する場合は、無料の版のままでは条件に反することがあります。迷う場合は、n8nは公式の問い合わせ先、DifyはEnterpriseの窓口に確認してください。

なお、Difyの料金ページでは、無料の版を「個人の開発者と商用でない用途向け」と説明しています。一方、Difyの利用条件の本文では、上の2つの条件を除いて商用利用を認めています。仕事に使う前に、両方を読んで確かめてください。

出典:n8n Docs「License FAQ」・Dify の利用条件(LICENSE)(2026年11月3日確認)

仕事にする:依頼主の業務に合わせてn8nとDifyを使い分けて納める

AIコンサル・AI受託・AI顧問のどの仕事でも、n8nとDifyを使い分けられると、依頼主の業務に合う仕組みを提案できます。仕事の形ごとの使い分けは、次の表のとおりです。

仕事の形n8nを使う場面Difyを使う場面
AIコンサル業務を書き出し、決まった手順の部分を自動にする案を出す社内の質問に答える窓口の案を出す
AI受託問い合わせ・請求・予定表をつなぐ流れを作って納める社内の規程やよくある質問に答えるAIの画面を作って納める
AI顧問毎月、止まった流れや誤った処理を確かめて直す毎月、AIの答えの誤りを確かめて資料と指示文を直す

COACH AIの受講生15人が、2026年8〜11月に講義の課題でn8nの流れを作りました。中心は「決まった時刻に動かす→外部のデータを取る→AIで文章にする→Slackに送る」の形です。題材は、天気予報の要約、問い合わせの文章をAIで緊急度に分けて知らせる流れなどです。

COACH AIとは:n8n・Dify・Claude Code・Codexを学べるスクール

COACH AIは、完全未経験・非エンジニアでも、ノーコードでAI受託・AIコンサル・AI顧問などのAI事業を立ち上げられるよう、専属コーチがマンツーマンで伴走するスクールです。運営は株式会社AITECHです。

学び方専属コーチによるマンツーマン指導。すべてオンライン
前提プログラミングの知識は不要
学べるツールn8n・Dify・Claude Code・Codexなど(動画教材は約60講義・随時追加)
資格n8n認定クリエイターの資格取得サポート付き
料金主なプランは税込495,000円・660,000円・1,320,000円(一括払い)

講座はすべてオンラインのため、教室に通って対面で学びたい方には向きません。受講プランや進め方は、無料カウンセリングで案内しています(2026年11月3日確認)。

n8nとDifyの使い分けから、依頼主に納めるまでを専属コーチと進められます
COACH AIのページを見る

まとめ:最初の作業は、任せたい業務を1つ決めて、合う方で1本作ること

最初にやることは、任せたい業務を1つ選び、n8nとDifyのどちらに合うかを決めることです。

  • n8nはほかのサービスとつないで決まった処理を自動で動かす道具、DifyはAIと話す画面や資料をもとに答えるアプリを作る道具です。
  • 料金は、n8nが流れを動かした回数、DifyがAIを使える回数で決まります。月の件数と、1件でAIを使う回数を先に数えます。
  • 決まった作業はn8n、毎回違う作業はdotsやClaude Code・CodexのようなAIが自分で進める道具、と使い分けます。
  • 依頼主に納めるときは、無料の版の利用条件を確かめます。依頼主に自分で作らせる形で貸すには、別の契約が要ります。

よくある質問

プログラミングを知らなくても、n8nとDifyを使えますか?

使えます。どちらも部品を画面に並べて線でつなぐ形で作れます。n8nは、必要なときだけ短いプログラムを書き足せる作りです。AIエージェントの4種類の作り方は、AIエージェントの作り方で解説しています。

n8nからDifyで作ったAIを呼び出せますか?

呼び出せます。DifyはアプリをAPIとして公開でき、n8nはAPIのあるサービスを部品から呼び出せます。2026年11月3日時点で、n8nの公式の連携の一覧にDify専用の部品は見当たりませんでした。

無料の試用が終わると、作ったものは消えますか?

n8nのクラウド版は、試用の終わりまでに有料プランに切り替えないと、作った環境が削除されます。作った流れは、試用の終了から90日以内ならダウンロードできます(n8n Docs)。Difyの無料プラン(Sandbox)には、期間の決まりは書かれていません。

dotsがあれば、n8nを学ぶ必要はありませんか?

決まった作業を毎回同じ手順で速く動かす用途では、n8nが向いています。COACH AIのコーチは、dotsとn8nは得意な作業が違うため、両方を選択肢として持っておくことに意味があると話しています。

この記事の監修者

株式会社AITECH

AITECH編集局

AIエージェントの構築・業務自動化の支援、法人向けAI研修、AIコンサルタント養成スクール「COACH AI」の運営を行う株式会社AITECHの編集局。

会社サイトを見る

Contact

AIエージェントの構築、業務自動化、法人研修、AIエージェント構築プロパートナーのご相談、取材・登壇のご依頼など、お気軽にご相談ください。