AIのトークンとは?意味・数え方・料金の計算をわかりやすく解説【2026年11月】
更新日:著者:AITECH編集局

監修:株式会社AITECH CEO
監修:株式会社AITECH
ChatGPTやClaudeの料金表には「100万トークンあたり2ドル」のような書き方が出てきます。トークンとは何で、自分の使い方だといくらになるのでしょうか。
先に答えると、トークンはAIが文章を読み書きするときの小さな区切りです。APIの料金は「入力のトークン数×入力の単価」と「出力のトークン数×出力の単価」の合計で決まります。
この記事では、AIのAPIを使うと自分の使い方で月にいくらかかるかを計算する方法が分かります。料金は2026年11月4日に各社の公式ページで確認しました。この記事は、AI事業の立ち上げを学ぶスクール「COACH AI」を運営する株式会社AITECHが書いています。
この記事の結論
- トークンとは:AIが文章を読み書きするときに使う、文字のかたまりの単位
- 数え方:日本語はOpenAIで数えると1文字あたり約0.7トークン。正確な数は各社の数える仕組みで確認する
- 料金の計算:入力のトークン数×入力の単価と、出力のトークン数×出力の単価を足す。考える分は出力に入る
- 月の料金の目安:問い合わせ1,000件の返信の下書きで、モデルにより約45円から約4,500円
- 見積もり:ツール代・AIの利用料・保守を分け、AIの利用料をどちらが払うかを先に決める
AIの料金を正しく見積もり、AI受託・AIコンサル・AI顧問の仕事にする方法を、専属コーチとマンツーマンで学べます
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AIのトークンとは
トークンとは、AIが文章を読み書きするときに使う、文字のかたまりの単位です。
AIは、渡された文章をそのまま読むのではなく、まずトークンに区切ってから読みます。答えを書くときも、トークンを1つずつ並べて文章にします。
区切り方は、1文字ずつでも1単語ずつでもありません。OpenAIの公式の説明では、英語の「tokenization」は「token」と「ization」の2つのトークンに分かれます。「the」のようによく使う短い単語は、1つのトークンです。
どこで区切るかは、AIの会社ごと、モデルごとに違います。モデルとは、同じ会社のAIの中の種類のことで、性能と料金がそれぞれ違います。そのため、同じ文章でも、ChatGPT・Claude・Geminiでトークンの数が変わります。
Anthropicの公式の料金ページには、Claude 4.7以降のモデルは前のモデルより、同じ文章で約30%多くトークンを数えると書かれています。同じ会社でも、新しいモデルに変えるとトークンの数が変わることがあります。
出典はOpenAI「Key concepts」とAnthropic「Pricing」です(2026年11月4日確認)。
トークンの数え方
日本語の文章は、OpenAIのモデルで数えると、1文字あたり約0.7トークンでした。
各社の公式の目安は、英語の文章を前提にしています。OpenAIは「英語では1トークンが約4文字、約0.75語」と書いています。Googleも「Geminiでは1トークンが約4文字、100トークンが英語の約60〜80語」と書いています。
日本語の目安は、3社とも公式ページに数字がありません。そこで株式会社AITECHが、2026年11月4日に、同じ内容の日本語と英語の文章を数えました。数えたのは、OpenAIのトークンを数える仕組みです。
| 文章 | 文字数 | トークン数 |
|---|---|---|
| 日本語(問い合わせへの返信と会社の紹介・5段落) | 300字 | 216 |
| 同じ内容の英語 | 647字(117語) | 137 |
数えたモデルはGPT-6.1 TerraとGPT-6 Lunaで、どちらも同じ数でした。トークン数には、文章のほかに、AIへの渡し方を表す数トークンが含まれます。
この結果では、日本語は1文字あたり約0.7トークンです。英語は約4.7文字で1トークンで、公式の目安とほぼ同じでした。同じ内容を伝えるのに、日本語は英語の約1.6倍のトークンを使っています。
多めに見積もるなら、日本語の文字数をそのままトークン数とみなす方法でも安全です。ただし、ClaudeやGeminiでは数え方が違うため、正確な数はそれぞれの会社の仕組みで確認します。
画像・音声のトークンの数え方
トークンになるのは文章だけではありません。Googleの公式ページでは、縦横384ピクセル以下の画像は1枚258トークン、音声は1秒32トークンと数えます。資料のPDFや画像を渡すと、トークンの数は一気に増えます。
正確なトークン数の確認方法
- 使う会社とモデルを決めるモデルごとに数え方が違うため、先に決めます
- 数える仕組みで数えるOpenAI・Anthropic・Googleは、送る前にトークン数を数える仕組みを公開しています
- 使った量を管理画面で確認する使ったあとは、各社の管理画面で入力と出力のトークン数を確認します
OpenAIは、文章を貼ってトークンへの区切り方を確認できるページ(トークナイザー)も公開しています。出典はGoogle「Understand and count tokens」とOpenAI「Counting tokens」です(2026年11月4日確認)。
トークンで決まる3つのこと
トークンの数で、APIの料金、AIが一度に読める量、月額プランで使える量の3つが決まります。
- 料金
- 一度に読める量
- 使える量
APIの料金
APIとは、自分のアプリや自動化の仕組みから、AIを呼び出して使う窓口です。APIの料金は、使ったトークンの数で決まります。
AIが一度に読める量
AIが1回に扱えるトークン数の上限を、コンテキストウィンドウと呼びます。Geminiの3と2.5のモデルは入力が1,048,576トークン、Claudeの4.6以降のモデルは100万トークンです。上限を超える資料は、分けて渡す必要があります。
会話を続けると、前のやり取りも毎回の入力として読み直されます。長い会話ほど、1回あたりの入力のトークンが増えていきます。
月額プランで使える量
ChatGPTやClaudeの月額プランは、トークンごとの料金はかかりません。そのかわり、使える量に上限があります。Anthropicの公式ページには、上限に届く速さは、使うモデル・会話の長さ・ファイルの大きさで決まると書かれています。
出典はGoogle「Understand and count tokens」、Anthropic「Models overview」、Claudeの料金ページです(2026年11月4日確認)。
APIの料金の計算方法
APIの料金は、入力のトークン数×入力の単価と、出力のトークン数×出力の単価を足した金額です。
入力はAIに渡す文章(指示・資料・前の会話)、出力はAIが書いて返す文章です。各社の単価は「100万トークンあたり◯ドル」で書かれています。
- 入力のトークン数を出す指示文と資料の文字数から見積もるか、数える仕組みで数えます
- 出力のトークン数を出す返してほしい文章の長さから見積もります
- それぞれ単価をかけるトークン数÷100万×単価で、入力と出力の金額を出します
- 入力と出力の金額を足し、回数をかける1回の金額に、月に使う回数をかけます
たとえば、入力の単価が2ドル、出力の単価が10ドルのモデルで考えます。入力1万トークン・出力2,000トークンなら、0.02ドル+0.02ドルで1回0.04ドルです。
どの会社も、出力の単価を入力より高くしています。この記事の料金表では、出力は入力の約5〜8倍です。
出力には、AIが答えの前に考える分も含まれます。OpenAI・Anthropic・Googleの3社とも、考える分のトークンを出力として料金に数えます。画面に表示されない分も含まれるため、思ったより出力が多くなることがあります。
料金を見積もるときは、単価の安さよりも先に、出力の長さを決めます。出力の単価が高く、考える分も出力に入るため、出力の量が料金を大きく左右します。
出典はOpenAI「Reasoning models」、Anthropic「Thinking」、Google「Gemini Developer API pricing」です(2026年11月4日確認)。
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OpenAI・Anthropic・Googleの料金表(2026年11月4日確認)
同じ会社でも、モデルによって単価が最大100倍違います。
表は、3社の主なモデルの標準の単価です(各社の公式の料金ページ)。数字は100万トークンあたりの米ドルです。
OpenAI(ChatGPTの会社)
| モデル | 入力(ドル) | 出力(ドル) |
|---|---|---|
| GPT-6 Astra(最も高性能) | 10 | 50 |
| GPT-6.1 Sol(Astraに近い性能で安い) | 2 | 10 |
| GPT-6.1 Terra(速い・文章が自然) | 1 | 5 |
| GPT-6 Luna(大量の作業向け) | 0.10 | 0.50 |
OpenAIのモデルは、入力が27万2千トークンを超えると単価が上がります(Astraは入力20ドル・出力75ドル)。出典はOpenAI「Pricing」と「Models」です。
Anthropic(Claudeの会社)
| モデル | 入力(ドル) | 出力(ドル) |
|---|---|---|
| Claude Fable 5.1(難しい判断・長い作業向け) | 10 | 50 |
| Claude Opus 5.5(多くの作業で最初に勧められる) | 4 | 20 |
| Claude Sonnet 5.5(速さと性能の組み合わせ) | 2 | 10 |
| Claude Haiku 5.5(仕分け・抜き出しなど大量の作業向け) | 0.10 | 0.50 |
Claude Haiku 5.5は、1回の入力が10万トークンを超えると、入力0.50ドル・出力2.50ドルに上がります。出典はAnthropic「Pricing」と「Models overview」です。
Google(Geminiの会社)
| モデル | 入力(ドル) | 出力(ドル) |
|---|---|---|
| Gemini 4 Argon(最上位・11月30日まで) | 2 | 10 |
| Gemini 4 Argon(12月1日から) | 4 | 20 |
| Gemini 3.8 Flash(12月31日まで) | 0.75 | 3.75 |
| Gemini 3.8 Flash(2027年1月1日から) | 1.50 | 7.50 |
| Gemini 3.5 Flash-Lite(費用をおさえる) | 0.30 | 2.50 |
Gemini 4 Argonは2026年12月1日、Gemini 3.8 Flashは2027年1月1日に単価が2倍になります。Googleの出力の単価は、考える分を含みます。出典はGoogle「Gemini Developer API pricing」です。
キャッシュとバッチの割引で単価を下げる方法は、「トークンの料金を抑える4つの方法」の章にあります。
問い合わせ1,000件の返信の下書きにかかる月の料金
1か月に問い合わせ1,000件の返信の下書きを作ると、安いモデルで約45円、高いモデルで約4,500円です。
計算の条件は次のとおりです。1件あたり、入力は指示文と問い合わせで1,000トークン、出力は返信の下書きで400トークンとしました。
先ほどの自社の数え方(1文字あたり約0.7トークン)では、入力は日本語で約1,400字、出力は約550字です。1,000件で、入力は100万トークン、出力は40万トークンになります。1ドル=150円で計算しました。
| モデル | 月の料金(ドル) | 月の料金(円) |
|---|---|---|
| GPT-6 Astra・Claude Fable 5.1 | 30ドル | 約4,500円 |
| Claude Opus 5.5 | 12ドル | 約1,800円 |
| GPT-6.1 Sol・Claude Sonnet 5.5 | 6ドル | 約900円 |
| Gemini 4 Argon(11月30日まで) | 6ドル | 約900円 |
| Gemini 3.8 Flash(12月31日まで) | 2.25ドル | 約340円 |
| Gemini 3.5 Flash-Lite | 1.30ドル | 約200円 |
| GPT-6 Luna・Claude Haiku 5.5 | 0.30ドル | 約45円 |
同じ作業でも、モデルの選び方で月の料金が100倍違います。問い合わせの仕分けや定型の返信のように、決まった形の作業は、安いモデルから試すのが基本です。
この表は目安です。実際の料金は、考える分の出力が加わり、表より高くなることがあります。また、会社ごとにトークンの数え方が違うため、同じ文章でもClaudeやGeminiでは入力のトークン数が変わります。
月に1,000件でも、安いモデルなら数十円から数百円です。試算の前に、1件の入力と出力の長さを決めると、依頼主にも説明しやすくなります。
ChatGPTやClaudeの月額プランとAPIの違い
アプリの画面で使う月額プランは定額で、自分の仕組みから呼び出すAPIは、使ったトークンの分だけ料金がかかります。
| 観点 | 月額プラン | API |
|---|---|---|
| 使う場所 | ChatGPT・Claudeのアプリや画面 | 自分のアプリ・自動化の仕組み |
| 料金 | 毎月の定額 | 使ったトークンの分だけ |
| トークンの影響 | 使える量の上限に届く速さ | そのまま料金になる |
ChatGPTの月額は、無料版0ドル・Go 8ドル・Plus 20ドル・Pro 100ドルからです。Claudeは、無料0ドル・Pro 20ドル(年払いなら月17ドル)・Max 100ドル・Ultra 200ドルです(いずれも米ドル)。
月額プランだけを使うなら、トークンの単価を気にする必要はありません。ただし、長い会話や大きなファイルを渡すほど、上限に早く届きます。
新しい動きとして、上位の月額プランにAPIで使えるクレジットが付くようになりました。ChatGPT Proは月100〜500ドル分、ClaudeのMaxは月100ドル分、Ultraは月200ドル分です。ChatGPTの分は、使い切れなかったクレジットを翌月に持ち越せません。
出典はChatGPT「Pricing」、OpenAI「API credits for ChatGPT subscribers」、Claudeの料金ページです(2026年11月4日確認)。
月額プランとAPIを使い分けて、AIの仕事を立ち上げる方法を、専属コーチとマンツーマンで学べます
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トークンの料金を抑える4つの方法
トークンの料金を抑える方法は、単価を下げる方法・入力のトークンを減らす方法・出力のトークンを減らす方法・AIを呼ぶ回数を減らす方法の4つです。
APIの料金は、AIを呼ぶ回数と、1回の入力と出力の「トークン数×単価」で決まります。4つの方法は、この式の単価・入力・出力・回数に1つずつ対応します。
| 方法 | すること | 公式の数字 |
|---|---|---|
| 1. 単価を下げる | 作業に合う安いモデルに切り替える 同じ指示文をくり返すならキャッシュの割引を使う 急がない処理はバッチでまとめて送る | モデルの単価の差は同じ会社で最大100倍 キャッシュは再利用した入力が最大95%引き(OpenAI) バッチは入力と出力が50%引き(3社) |
| 2. 入力のトークンを減らす | 渡す資料を必要な部分だけに絞る 用件が変わったら新しい会話にする | なし |
| 3. 出力のトークンを減らす | 返す文章の長さを指示で決める 考える量の設定を下げる | なし(Anthropicの測定例あり) |
| 4. AIを呼ぶ回数を減らす | 決まった処理はn8nなどでAIを通さずに行う | なし |
「なし」の方法は、減らしたトークンや回数の分だけ料金が下がります。月額プランでも、入力と出力を減らすと、上限に届くまでに使える量が増えます(Claudeの料金ページ)。
COACH AIのコーチは、受講生に「API経由の仕組みは従量課金になるので使っていない。月額の契約の範囲で全部やっている」と答えています。自分の作業だけなら、月額プランの範囲で済むことも多いです。
1. 単価を下げる方法
作業に合う安いモデルに切り替える:答えの形が決まった作業(問い合わせの仕分け・項目の抜き出し)は、同じ会社の安いモデルから試します。料金表では、GPT-6 Astraの入力10ドルに対し、GPT-6 Lunaは0.10ドルです。
Anthropicも、結果を確認できる大量の作業はClaude Haiku 5.5から試すよう勧めています。注意点は、誤りが増えると、やり直しの分だけ料金が増えることです。Anthropicは、作業1件を終えるまでの料金で比べるよう勧めています。
同じ指示文をくり返すならキャッシュの割引を使う:キャッシュとは、前の依頼と先頭が同じ部分を、AIの会社が再利用して安くする仕組みです。毎回同じ長い指示文やマニュアルを付ける作業に向いています。同じ部分を先頭に置き、毎回変わる問い合わせは後ろに置きます。
OpenAIは、再利用した入力が最大95%引きです。Anthropicは入力の単価の10分の1(Claude Opus 5.5・Sonnet 5.5は20分の1)です。GoogleはGemini 3.8 Flashで、入力0.75ドルが0.075ドルになります。
注意点は、短い指示文には効かないことです(OpenAIは1,024トークン以上など)。OpenAIとAnthropicは、1回目の入力が通常の1.25倍になり、30分・5分などの時間が空くと再利用されません。
急がない処理はバッチでまとめて送る:バッチとは、急がない依頼をまとめて預け、後で結果を受け取る使い方です。3社とも入力と出力の単価が50%になり、結果は24時間以内が目安です。
OpenAIとGoogleには、返事が遅い代わりに安くなるフレックスもあります(OpenAIはバッチと同じ単価、Googleは50%引きで試験提供)。過去の問い合わせ1万件の分類に向き、人が返事を待つチャットの窓口には使えません。
2. 入力のトークンを減らす方法
渡す資料を必要な部分だけに絞る:資料は、答えに要るページだけを渡します。長い資料の要約で効きます。注意点は、削りすぎると答えの質が落ちることです。判断に要る条件や例は残します。
用件が変わったら新しい会話にする:会話を続けると、AIは毎回それまでのやり取り全体を入力として読み直し、その分も料金に数えます(Anthropicの説明書)。長く続いた相談で効きます。
3. 出力のトークンを減らす方法
返す文章の長さを指示で決める:指示文に「300字以内」「箇条書き3つ」のように、返す長さと形を書きます。OpenAIの説明書も「20語以内」「短く」と頼む方法を挙げています。返信の下書き・要約・分類の結果に向いています。
料金表では、出力の単価は入力の約5〜8倍です。同じトークン数なら、出力を減らす方が料金は大きく下がります。APIで出力の上限を決めると、上限に届いた答えは途中で切れ、使った分の料金はかかります。長さは指示文で決めます。
考える量の設定を下げる:APIでは、AIが答えの前に考える量を、低・中・高などの段階で選べます。公式の名前は、OpenAIとAnthropicがeffort、Googleがthinking levelです。考える分は出力に数えるため、段階を下げると出力が減ります。
Anthropicは、Claude Opus 5.5でプログラムの修正の課題を解かせて測りました。1件の料金は、標準の段階で0.21ドル、低い段階で0.11ドルでした。解けた割合は92.8%から87.4%に下がりました。仕分けや下書きに向き、難しい判断の作業には向きません。
4. AIを呼ぶ回数を減らす方法
決まった処理はn8nなどでAIを通さずに行う:毎回同じ手順で済む処理は、n8nなどの自動化のツールに任せ、AIを呼びません。たとえば、件名に「請求書」とある問い合わせを経理に回す処理は、n8nの条件で分ける機能で行えます。AIには、返信の下書きだけを頼みます。
OpenAIの説明書も、受付の確認のような決まった文はAIに作らせなくてよいとしています。注意点は、自動化のツールの料金が別にかかることです(n8nの料金の記事で解説)。
4つの方法とは別に、APIの使いすぎを防ぐ上限額と通知の設定もあります。OpenAI・Anthropic・Googleの3社とも、月の上限額を決められます(Googleは試験提供)。超えたときのメールの通知は、OpenAIと、Google Cloudの予算の機能で設定できます(Anthropicは公式の説明書に記載なし)。
上限に届くとAPIが止まり、仕組みも止まります。OpenAIとGoogleは、止まるまでに遅れがあり、上限を少し超えることがあるとしています。自動化の仕組みを毎日動かすときや、依頼主に納品するときに設定します。
最初に、自分の作業で多いのが入力・出力・回数のどれかを確認し、その項目に合う方法から使います。単価の割引(キャッシュ・バッチ)は、作業の作り方を変えずに重ねられます。
出典はOpenAI「Cost optimization」、「Spend limits」、Anthropic「Optimizing for cost and intelligence」、Google「Context caching」、「Billing」です(2026年11月4日確認)。
AI受託の見積もりへのトークンの料金の入れ方
見積もりでは、ツール代・AIの利用料・保守を分けて書き、AIの利用料を受託する側と依頼主のどちらが払うかを先に決めます。
| 見積もりの行 | 書くこと | 例 |
|---|---|---|
| ツール代 | 自動化の仕組みなどの月額 | n8nの月額 |
| AIの利用料 | 件数×1件の入力と出力×単価 | 月1,000件で約900円(GPT-6.1 Sol) |
| 保守 | 誤りの確認と指示文の手直し | 毎月の確認の作業 |
AIの利用料は件数で変わるため、「月◯件まで」の条件を付けて書きます。件数が増えたときの金額も、1件あたりの料金で示しておくと、あとで揉めにくくなります。
AITECHの運営の実務では、AI受託の契約で「AIの利用料をどちらが払うか」がよく議論になります。AITECHは、開発中の利用料は自社で払い、納品後は必要に応じて依頼主のアカウントで契約してもらう形にしています。
開発した仕組みの不具合で呼び出しがくり返されると、AIの利用料が大きく増えます。納品の前に、1日に処理する件数の上限を仕組みの側で決めておきます。
AIの利用料は、受託する側が払い続けるか、依頼主が払うかで、見積もりの書き方が変わります。契約の前に決めておくと、毎月の請求で迷いません。
COACH AIとは
COACH AIは、未経験・非エンジニアの方が、副業からAI受託・AIコンサル・AI顧問などのAI事業を立ち上げ、独立・事業化からM&Aまで目指せるよう、専属コーチがマンツーマンで伴走するスクールです。
プログラミング経験は不要で、ノーコードのツールから始められます。
トークンの意味と料金が分かれば十分で、AIを仕事にする予定がない方は、この記事の計算方法だけで足ります。詳しくはCOACH AIのページをご覧ください。
まとめ
AIのAPIの料金は、AIに渡す文章と返ってくる文章のトークン数を数え、モデルごとの1トークンあたりの単価をかけて見積もります。見積もった料金を比べて、予算に合うモデルを選びます。
- トークンは、AIが文章を読み書きするときの小さな区切りです。
- 日本語は、OpenAIで数えると1文字あたり約0.7トークンでした。正確な数は各社の仕組みで確認します。
- APIの料金は、入力と出力のトークン数に、それぞれの単価をかけた合計です。考える分は出力に入ります。
- 問い合わせ1,000件の下書きは、モデルによって月約45円から約4,500円です。
- AI受託の見積もりでは、ツール代・AIの利用料・保守を分け、利用料を払う側を先に決めます。
ほかの生成AIとの違いは、生成AIの比較の記事でまとめています。
よくある質問
トークンの料金は、無料で試せますか?
Googleは、Gemini 3.8 FlashやGemini 3.5 Flash-Liteなどを、無料の枠で使えます。ただし、無料の枠で送った内容は、Googleの製品の改善に使われます。Anthropicは、新しく登録した人に少しの無料クレジットを付けています。
日本語1万字は、何トークンですか?
OpenAIのモデルなら、約7,000トークンが目安です(自社で数えた1文字あたり約0.7トークンで計算)。ClaudeやGeminiでは数え方が違うため、それぞれの数える仕組みで確認します。
最新の料金は、どこで確認できますか?
各社の公式の料金ページで確認します。OpenAIはPricing、AnthropicはPricing、GoogleはGemini Developer API pricingです。
この記事の料金・プランは、2026年11月4日に各社の公式ページで確認しました。料金とプランは変わることがあります。使う前に公式サイトで確認してください(更新日:2026年11月4日・監修:株式会社AITECH CEO 小森谷 祐太)。




